sonkm3's diary

そして、物語ははじまる。

ミーもミーム

いや、ミームかって言うと微妙なんだけどね。

 

特定の人たちが使っていた言葉がその垣根を越えて広まって一般的な言葉になっていくってのは現実世界でもよくあることだけど、ネットだとそれがもっと見えやすい形で広まっていくので面白いな、と思うわけです。

が、具体的な例は思いつかない。

 

つっても、一人が言い出した言葉がそのグループに広まる、ってのは頻繁に目にするんだけど(卑近な例だと「けこが」とか)意外とそのグループの外に出て行かない。

たとえば語感だけで意味が無かったり、言葉というよりは言い回しだったり、あまり一般的ではない事象をあらわしてたり、いろいろな理由があるんだろう。

 

実際広がっている言葉なんてあまり多くないだろうしね。「リア充」とかはすごく広がった方なんだろう。

けどそこでまた別の問題が発生する。

 

狭い世界で使われていた言葉が広く一般に広まったとき、意味まではうまく伝わらないことが多いので、狭い世界で使われていた「狭義の○○」(そのグループの間では共通認識がある)と、その後広まる過程で内包する意味が増えた「広義の○○」(もとのグループが意図しなかった意味も含まれる)の間で意味の範囲に違いが出てくる。

どの世代に属していたかで意図する意味が変わってくるのだ。

広まるにつれその言葉のもつ意味があいまいになっていく、とも言える。

 

また、もともと定義なんてあってないようなものだから、多くの人の目にふれることで定義が成長していくという面もあり、その結果、もともとのグループで使われていた意味からは離れたりすることもあるだろう。

 

そうやって考えると、言葉は生き物なんだなーと思えるし、社会って生き物なんだなーとも思える。

結局なんだかまとまってないけれど、でも、そういうのが面白いなと思っている今日この頃です。